「あさが来た」は2015年下半期に放送された、NHKの連続テレビ小説です。

ヒロイン・白岡あさのモデルは大阪を拠点に活動した実業家で教育者の広岡浅子です。

 

ヒロインの口癖「びっくりぽん」が流行し、五代ロスなどの言葉も生まれました。

社会現象にもなった「あさが来た」のキャストやネタバレと感想を紹介しますね。

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あさが来たのキャストは?

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今井あさ(波瑠)

この話の主人公。

幼いころから相撲や木登りが好きなお転婆で、父親からは叱られてばかり。
学問がしたいあさに許婚の新次郎からそろばんが送られたことをきっかけに珠算の能力を伸ばしてゆく。

新次郎と祝言をあげると新次郎や義父の正吉らに見守られながら加野屋の仕事に打ち込む。

五代の助言を受け時代の変化を感じ取り、炭鉱事業に乗り出す。
しかし女であるがゆえに炭鉱夫からの反発にあうが、相撲勝負に勝ち鉱夫たちに認められ、本格的に炭鉱事業を進めることになる。

その後は成澤泉(瀬戸康史)のスポンサーとして日本初の女子大学の設立に携わり、女子教育に尽力することになる。
行動力と時代の変化をつかみ事業を成長させる優れた事業家だが、一人娘の千代(小芝風花)とは度々対立し悩むことも多い。

「なんでどす」「びっくりぽん」が口癖。

白岡新次郎(玉木宏)

あさの許婚でありのちの夫。両替商、加野屋の次男坊。

三味線やお茶などを好む風流人。あさとは11歳の年の差がある。

お転婆で学問に興味のあるあさを気に入りそろばんを贈った。

仕事好きなあさを全面的に支えて、一歩引いた立場で見守っている。
不思議と人に慕われる面があり情報通でもある。

今井はつ(宮崎あおい)

あさの姉。
おしとやかで美しく琴の名手でもあるが、頑固な一面もある。

女中のふゆからは憧れを抱かれている。

あさと同時期に大阪の老舗の両替商である山王寺屋に嫁ぐ。
なかなか子供を授からず、姑からいびられる日々が続くが、夫の惣兵衛には心底惚れられており絆を深めてゆく。

山王寺屋が明治維新のあおりで廃業してしまい、その後は農家となる。
後に実家の今井家から譲られた和歌山の土地を一家で開墾しみかん農家となる。

藍之助と養之助という2人の子供を授かり、人生の荒波を乗り越えながら、逞しくしなやかな女性へと成長してゆく。

 

今井忠興(升毅)

あさの父親。

厳格な性格でお転婆なあさには厳しくしているが、本心では学問を学ばせてやりたいと考えている。
商才があり維新後は今井家を新政府御用達の銀行にまで成長させている。

 

今井梨江(寺島しのぶ)

あさの母親。

心優しい母であり、夫を支える良き妻である。
あさとはつが嫁ぐ日にお守りを渡し娘たちを励ます。

山王寺屋が廃業となってしまったはつを心配し、和歌山の土地を譲る。

今井久太郎(興津正太郎)

あさとはつの弟。次期今井家の当主となるべく育てられる。

今井忠政(林与一)

あさの祖父。あさのよき理解者で柔軟な考えを持つ人物。

あさに学問をさせて跡取りにさせるように父の忠興に進言する。

白岡正吉(近藤正臣)

新次郎の父。

加野屋七代目当主として両替商を切り盛りしている。

商売は信用が第一としている。
あさの商才を見抜き商売に関わらせる。あさを厳しくも温かく見守る。

白岡よの(風吹ジュン)

新次郎の母。

本人はしっかり者のつもりだが、抜けている部分も多い。

あさ夫婦になかなか子供が授からないことにやきもきし、新次郎に妾をとらせようとしていた。
千代を出産し仕事との両立に悩むあさを叱咤激励し、千代の養育を請負、あさが仕事に打ち込めるように支える。

五代友厚(ディーン・フジオカ)

幕末の薩摩藩志で、後に実業家になる。あさの師とも言える人物。

グローバルな考えをあさに教え、彼女の人生に大きな影響を残す。

炭鉱事業を進めるあさをファーストペンギンに例え、激励する。
新次郎とはあさを通じて出会い、「新ちゃん」「友ちゃん」と呼び会う親友になる。

あさが来たの相関図は?

あさが来た 相関図

出典:https://thetv.jp/

あさが来たのネタバレは?

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あさがお嫁にいくまで

あさは京都の豪商、今井家の次女として生まれました。

お転婆で学問が好きなあさは父親に叱られてばかり。

そんな中、大阪の両替商の次男である白岡新次郎との結婚の話がまとまります。

女ゆえに学問を禁じられ、勝手に結婚を決められたあさは父親に反発しますが、
ことの顛末を知った新次郎は、あさにそろばんを贈り将来をゆっくり決めればいいと伝えます。

 

新次郎のやさしさに触れたあさは、彼への憧れを抱くようになります。

 

あさが新次郎と結婚

15歳になったあさは、新次郎と祝言を挙げ白岡家に嫁ぎました。

 

道楽ばかりで家業に興味のない新次郎をよそに加野屋の仕事に興味津々のあさ。

あさは、従業員たちと仲良くなり仕事を覚えていきます。

 

五代とあさ

そんな折、五代から時代が変わると聞いたあさは大名への貸付金の回収を提案します。

渋る正吉でしたが、1件だけ回収を許可し任せました。

見事に回収したあさは、正吉に評価され仕事を任されるようになります。

 

時代が明治に移り変わると、あさは、新次郎から石炭事業の話を聞きます。

石炭に可能性を見出したあさは、正吉達を説得して炭鉱事業に乗り出しました。

いざ炭鉱を手に入れたが、荒くれ者の炭鉱夫達は、女のあさを拒絶して働こうとしません。

あさは思い悩むが炭鉱夫達と心を通わせようと大阪と九州の筑前を行き来します。

 

そんなあさを心配した五代はあさに護身用のピストルを渡します。

ある日、あさは炭鉱夫達と小競り合いになり、はずみで炭鉱夫達にピストルを向けてしまいます。

銃を恐れた鉱夫達は働き始めるが信頼とはほど遠い関係となってしまいます。

あさを心配した新次郎は炭鉱を訪ね、大切なのはやわらかい心であると諭しました。

新次郎の言葉に目を覚ましたあさは、炭鉱夫達に謝罪して相撲の勝負を持ち掛けます。
勝負に勝ったあさを鉱夫たちはトップと認め働くようになります。

 

あさが出産

結婚から10年後、あさは、長女の千代を出産します。
千代を義母のよのに任せ、ますます精力的に働くようになる中、成澤泉という青年と出会います。

成澤は日本の女子教育のため女子大学の設立を目指していました。

成澤の思いに感激したあさは全面的な支援を約束して、女子大学の設立を目指します。
紆余曲折ありながら無事に女子大学を設立し、津田梅子などを輩出することになりました。

 

その後新次郎は体調を崩し、医者から余命いくばくもないことを告げられます。

あさは新次郎と残された時間を過ごすため事業から退く。
穏やかな日々を過ごす中、いつでもそばにいるという言葉を残して新次郎は旅立つのでした。

あさが来たの最終回はどうなる?

新次郎の四十九日法要の日、姉のはつが訪れ、それぞれの道を頑張って歩んできたお互いをねぎらいます。

新次郎の死から6年後、別荘で女性のための勉強会を行います。

あさはみんなにいつの時代であってもやわらかい心でいることが大切であると説きます。

 

講義を終えたあさは彼方に新次郎の姿を見つけます。

新次郎に駆け寄るあさは若返り、菜の花畑で二人は抱き合い微笑みあいました。

 

あさが来たのキャストや相関図は?ネタバレと感想は?まとめ

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最終回は、感動で涙涙でした。

 

女性の社会進出が珍しい時代、ひらめきを信じて突き進んでゆくあさ。

大変痛快でありましたが、仕事にのめりこむあまり娘とうまくいかなかったり、女性であることから反発されたりと今の時代の働く女性の悩みとマッチしてました。

 

度々でてくる「やわらかい心」というセリフ。

最終回であさは女性たちに仕事でも、家庭にはいってもやわらかい心があれば、女性は男性にも引けを取らない、大いに人の役に立てると説きます。

これからの時代を生きてゆく女性を勇気づけるメッセージだなと思いました。