台風

あなたは、台風とハリケーンとサイクロンの違いがわかりますか?

 

「台風」「ハリケーン」「サイクロン」は、天気予報で耳にする気象用語です。

 

私は、幼稚園児の孫がいます。

様々なことに疑問をもつ年齢で、わからないことは、ビシバシ聞いてきます。

孫や子供に「台風って何?」「ハリケーンって何?」「サイクロンって何?」と聞かれたときに、台風とハリケーンとサイクロンの違いを強さや地域で、子供にもわかりやすい説明ができるよう整理してみました。

 

又、台風とハリケーンとサイクロンの過去の被害「台風のでき方」や「台風の進み方」のわかりやすい動画も紹介します。

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台風とハリケーンとサイクロンの強さの違いは?

「台風」「ハリケーン」「サイクロン」とも、熱帯低気圧が強くなったもので、同じ仲間です。

熱帯低気圧が存在する強さや地域によって、「台風」「ハリケーン」「サイクロン」の違いになります。

台風 (typhoon)

ハリケーン(Hurricane)

サイクロン(Cyclone)

違いを英語でも書いてみました。

 

又、「トルネード」ということばを聞いたことがあるかもしれませんが、北アメリカ大陸で発生する非常に大きな竜巻で、台風、ハリケーン、サイクロンとは同じ仲間ではありません。

台風とサイクロンと ハリケーンとトルネードの違いがわかりましたでしょうか?

台風とハリケーンとサイクロンの強さは?

台風 とハリケーンと サイクロンの 規模の違いです。

台風 ハリケーン サイクロン
風速 最大風速17m/秒以上 最大風速33m/秒以上 最大風速17m/秒以上

 

最大風速が秒速17m以上と言われてもピンと来ないかもしれません。

秒速17m=(17÷1000)×60分×60秒=0.017km×3600=61.2km/h

およそ、時速60km以上の速さということになります。

台風とハリケーンとサイクロンの地域は?

「ハリケーン」と「サイクロン」は、熱帯低気圧の存在する地域の違い、風速の違いで、呼び名が変わります。

台風 ハリケーン サイクロン
熱帯低気圧が存在する地域  北西太平洋

(赤道より北で

東経180度より

西の領域)

南シナ海

大西洋北部、

大西洋南部、

太平洋北東部、

太平洋北中部

(北半球、西経180度から

大西洋まで)

ベンガル湾、

北インド洋

 

台風とハリケーンとサイクロンの過去の被害は?

台風被害 第二室戸台風

台風の過去最大の被害は、1961年9月16日、室戸岬(高知県室戸市)に上陸した第二室戸台風です。

主に大阪湾岸に大きな被害を出しました。

 

その中心気圧は935hPa、最大瞬間風速はなんと 100m/sを記録しました。

 

第二室戸台風による被害は死者194名、行方不明者8名、負傷者4,972名、住家全壊15,238棟、半壊46,663棟、床上浸水123,103棟、床下浸水261,017棟に及びました。

第二室戸台風の勢力があまり衰えないまま日本海に抜けたため、京都府内の木津川を通る送電線鉄塔10数基も吹き倒されています。

ハリケーン被害 ハリケーンカトリーナ

ハリケーンカトリーナ」ということばを聞いたことがありませんか?

 

2005年、アメリカ南部を襲ったハリケーンです。

1800人以上が死亡、約120万人が避難したアメリカ史上最大級の自然災害です。

ハリケーンカトリーナが大きな被害をもたらした原因は、暖かい海上からのエネルギーが充分に供給されて大きくなり、勢力の強い時期に上陸したからと言われています。

参考:日本気象学会 ハリケーンカトリーナについて

 

サイクロン被害 イダイ

2019年3月14日に、アフリカ・モザンビークに上陸した、サイクロン・イダイが過去最大の被害を及ぼしました。

上陸時の中心気圧は955hPa、最大風速は約50メートルです。

モザンビークの都市ベイラが直撃を受け、複数の病院や学校が破壊されたり、大木が根こそぎ倒れたりするなどの被害が起き、サイクロン・イダイによる被災者数は150万人に達すると言われてます。

台風のでき方や進み方を動画で紹介

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台風とは?

「台風」は日本で用いられている名称です。

熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。

出典:気象庁

 

台風はどうやってできるか?

台風のでき方や進み方をわかりやすく動画で説明しているサイトが「NHK for school」です。

参考:NHK for School

 

私は、仕事で小学校の支援に行っていたことがあります。

「NHK for School」は、授業にも利用していて、子供たちにもわかりやすいそうになるべく簡単説明されています。

 

「台風」関連は、小学校5年生の理科でを勉強します。

「NHK for school」のサイトを開いて「台風」「でき方」とキーワードを入力してください」

「台風がどうやってできるのか」の動画(1分56秒)では、台風が生まれるところからどのように変化していくかを、わかりやすく説明しています。

 

台風が生まれる南の海です。いつも暖かな南の海の上には、雲が出来やすくなっています。南の海は水の温度が高く、雲の元となる水蒸気がたくさん発生するからです。太陽に暖められ上昇した水蒸気は、雲になりどんどん大きくなります。こうして出来た雲がうずを巻きながら、さらに大きくなったのが台風なのです。

出典:https://www.nhk.or.jp/school/keyword/?kw=%E5%8F%B0%E9%A2%A8

台風はどう進むか?

「NHK for school」のサイトを開いて「台風」「進み方」とキーワードを入力してください」

台風が近づくと…、強い風がふきます。激しい雨も…。ときには大きな被害(ひがい)をもたらす台風。どうやって日本に近づくのでしょう。

出典:https://www.nhk.or.jp/rika/endless5/?das_id=D0005110438_00000

 

他にも「NHK for School」では、台風関連の番組が15、「台風ができる場所」や「台風発生のしくみ」など台風関連のクリップ動画が97あります。

「NHK for School」の説明であれば、子供にもわかりやすいはずです。

是非、利用してみてください。

台風とハリケーンとサイクロンの強さや被害 まとめ

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台風とハリケーンとサイクロンは同じ仲間ですが、熱帯低気圧が存在する地域で呼び名が違うことがわかりました。

又、モンスーンということばも聞いたことがあるかもしれませんが、モンスーンはアラビア海(インド洋北西部)に見られる半年交代で吹く季節風を言います。

台風とハリケーンとサイクロンとモンスーンの違いもわかりましたね。

知っているようで、知らないことも、調べてみるとはっきりするものです。

今後は、天気予報やニュースを見たときにも迷うことはないですね。

 

今日の「暮らしのおもてなし」は、台風とハリケーンとサイクロンの強さの違いと、過去の被害の紹介でした。

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